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MMS ワークショップ

NotebookLM × Gemini
活用術

Googleの道具だけで、自分専用のAIを育てる

2026.7.4 / 今日は一緒に手を動かしてみましょう

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今日の流れ

4つのステップで進みます

昨日ダイチさんが話してくれたことの振り返り
面白かったので、私が自分で調べてみた
調べて分かった活用法を紹介(雇う方法+3選)
みんなで手を動かす(ハンズオン)

※ 参考にした記事は最後にまとめて共有します。

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まず、ざっくり

この2つは、どう違う?

📚

NotebookLM

入れた資料に書いてあることしか答えない、根拠に忠実な「物知り博士」。回答に引用元リンクが付く。

🎤

Gemini

自由に発想・検索・作文する「司会者」。

連携できるようになった=司会者が博士を呼び出して相談できるようになった、ということ。
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覚えるのは2つだけ

連携の入口

A

その場で参照

Geminiの入力欄の「+」→「NotebookLM」→ 使うノートを選ぶ。

B

毎回の指定を不要に

Gem(自分専用Gemini)の「知識」にNotebookLMを登録しておく。一度作れば開くだけ。

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前半 ①

AIを「雇う」方法

NotebookLMに資料を入れるだけの“物知り”で終わらせず、人格を与えて「自分の右腕」に育てる使い方です。

この方法は、えーたんさん(X:@ai_jitan)の記事で紹介されているものです。今日はその中から、どんな仕事でも効果が出やすい「業務改善担当」を、みんなで1人だけ作ってみます。

「ムダな作業」は、会社員・フリーランス・お店・家事まで、誰にでもあります。だから全員が自分の題材でできます。
↓ 作ってみましょう
作り方 STEP 1📚 NotebookLM で操作

ノートを作る

名前を役割にするだけで、「このノートは何者か」がはっきりします。

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作り方 STEP 2📚 NotebookLM で操作

人格を与える

3点リーダー(︙)の左どなりの“つまみアイコン”を押す →「チャットを設定」→ 「カスタム」を選ぶ → 出てきた入力欄に、これを貼るだけ。

※「︙」→「ノートブックをカスタマイズ」の方(概要の設定)ではありません。人格は「チャットを設定」→「カスタム」に入れます。
# あなたの役割
あなたは、私の「業務改善担当」です。
業務効率化と仕組み化のプロとして、私の右腕となって働いてください。

# 私について
私の仕事・状況・大切にしていることは、ソース「私についてのメモ」に記載しています。
常にその内容をふまえて判断してください。

# 態度
・誠実に。敬意は持ちつつ、遠慮はしない。耳の痛いこともはっきり指摘。
・専門用語は使ってよいが、必ず一言で補足してください。

# 考え方(最重要)
・回答は必ず、ソースを根拠に。「資料に基づくと」「一般論として」を区別してください。
・「気合いで頑張る」ではなく「仕組みで解決する」案を出してください。

# 行動指針
・受け身で答えず、先回りしてムダやリスクを指摘してください。
・回答の最後に「次に取るべき具体的な一手」を1つ添えてください。

# 出力
・結論を最初に。そのあと理由・手順を箇条書きで。

# 情報が足りないとき
・急いで答えず、私に「確認すべき質問」を返してください。
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作り方 STEP 3📚 NotebookLM で操作

知識を入れる(3切り口)

「ソースを探す」に、下の3つを1つずつ入れて、出た候補をインポート。3回で1分かかりません。

業務改善の基本手法(業務の見える化・BPR・トヨタ式カイゼン等)を体系的に解説した記事を収集
属人化の解消・業務自動化・会議効率化の具体的な手法を解説した記事を収集
業務改善で大幅な時短を実現した企業の事例を紹介した記事を収集
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ここが差になる📚 NotebookLM で操作

忘れずに、2つ

【私の仕事・立場】(例:経理/営業事務/フリーランス/お店/主婦 など)
【日々よくやる作業・毎回めんどうな作業】
【大事にしていること・こう楽になりたい】
【避けたいこと・やりたくないこと】

同じ手順でも、入れたメモが違うから答えが一人ひとり変わります。

↓ 相談してみる
作り方 STEP 4📚 NotebookLM で操作

実際に相談する

NotebookLMのチャット欄に送ります。「〇〇」に、自分の作業名を入れるだけ。(例:勤怠集計/請求書づくり/日報/家計簿)

私の「〇〇という作業」について、どこにムダがあるか指摘して、
「やめる・減らす・自動化する」の観点で改善案を出してください。
1つ改善するとどれくらい時短できそうかも、あわせて教えてください。
↓ 次へ
ここから Gemini✨ Gemini で操作

Geminiに呼び出す(10秒・設定不要)

ここまではNotebookLMの作業でした。ここから先はGeminiを開いて操作します。
NotebookLMと同じGoogleアカウントでGeminiを開く
入力欄の「+」→「NotebookLM」
さっきの「業務改善担当」を選ぶ
そのまま質問(NotebookLM単体より賢くなります)

※ 会話を新しく始めるたびに、ノートは選び直し(10秒)。

↓ 次へ
素朴な疑問

Gemini単体じゃダメなの?

正直、単発の質問ならGemini単体でOK。連携が効くのは、次の3つのときです。

1

貼り直しがいらない

知識を一度ノートにすれば、毎回コピペし直さなくていい。開けばすぐ相棒。

2

資料をたくさん積める

ノートは資料を何十件も収納できる。プロンプトに毎回貼るのは限界がある。

3

出典つき・脱線しにくい

自分が選んだ資料を根拠に答える。ネット全体の一般論に流れにくい。

Geminiの頭脳 × NotebookLMの記憶=いつでも同じ相棒。だから単体より賢く感じます。
↓ おまけへ
おまけ(発展)✨ Gemini で操作

複数を呼んで「会議」もできる

担当ノートを何人か作っておけば、「+」で同時に選び、この司会プロンプトで“会議”にできます。

各担当がそれぞれの資料を根拠に発言するので、ただの役割ふりより地に足がつきます。(今日はノートが1つなので、紹介まで)
あなたはこの会議の司会進行役です。
私は「◯◯(決めたいこと)」を決めようとしています。
連携した各ノートを、それぞれの担当(例:業務改善担当/経理・財務担当/相談役)として扱ってください。
❶ 各担当が専門の立場から意見(賛成/反対/条件つき賛成を明確に)
❷ 対立点を洗い出す
❸ 現実的な落としどころを整理
❹ 司会として、私が次に決断すべきことを1つに絞って提言
各担当は必ず自分のノートの知識を根拠に発言してください。
↓ 活用法3選へ
活用法3選 ①📚→✨ NotebookLM+Gemini

資料を “見える化” する

複数のレビュー・アンケート・資料をNotebookLMに入れ、Geminiで比較表やダッシュボードにまとめてもらう。

仕事で資料を扱う人に特に便利。

↓ 次へ
活用法3選 ②📚→✨ NotebookLM+Gemini

自分専用メンターをつくる

尊敬する経営者・著者・講師の考え方や言葉をNotebookLMに集め、Gemに連結して壁打ち相手にする。

「あの人ならどう考えるか」を、いつでも相談できる。

Gem=設定を保存した“自分専用Gemini”。役割やクセ(例:「〇〇さんの視点で助言して」)を一度書いておけば、毎回指定しなくてよいだけ。ふつうのGeminiで都度お願いしてもできます。
↓ 次へ
活用法3選 ③📚→✨ NotebookLM+Gemini

暮らし・趣味に使う

仕事とまったく関係なく使えます。

AIは「追いかけて疲れるもの」ではなく、自分の “好き” に引き寄せて楽になる道具
↓ 最後に
まとめ

まずは1人、雇ってみる

資料を入れて終わりにせず、人格を与えて「働かせる」。それだけでNotebookLMは自分専用の相棒に変わります。

参考・出典

・えーたんさん(X:@ai_jitan)「NotebookLMで専門家/従業員を雇う方法」

・解説記事:https://hashout.jp/ai/2586/

・Gemini公式note:https://note.com/google_gemini/n/n79cdca156d26

・AI社長/メンター:https://ai-no-chikara.com/posts/notebooklm-gem-ai-shacho

・自分専用エージェント量産(zenn):https://zenn.dev/minipoisson/articles/2806b4a0865acb

・連携・法人活用ガイド(TSクラウド):https://googleworkspace.tscloud.co.jp/gemini/notebooklm-integration

・スプレッドシート対応(TSクラウド):https://googleworkspace.tscloud.co.jp/gemini/notebooklm-sheets

ここから発展編(考え方)

同じことを、Claude Code / Codex でやるなら?

授業のあとに出てきた疑問に、ひとつずつ答えます。

Q(疑問)→ A(答え)で進みます。

↓ 最初のQへ
Q1
Q

同じことをClaude Code / Codexでやったら、
燃費が悪いんじゃない?

燃費は「やり方次第」です。36個を毎回まるごと読ませたら、たしかに最悪。だからそうしません

  • 資料はフォルダに置いておく
  • 質問が来たら、関係する所だけ探して、その部分だけ読む
じつはNotebookLMも中で同じことをしています(毎回全部でなく、関係するひとかたまり=チャンクだけ引く)。「探して必要な分だけ読む」=燃費が効く、の正体です。
↓ 次のQ
Q2
Q

結局、どっちを使えばいいの?

💬

答えが欲しい

読む・要約・比べる・質問に答える。
→ NotebookLM+Gemini でほぼ足りる(安い・人に配れる)。

⚙️

手を動かしたい

実際に作る・書き換える・並べ替える・繰り返し自動化。
→ Claude Code / Codex の出番

迷ったら:「答えが出たら終わり」ならGoogle側。「答えの後に“やる”がある」ならClaude Code / Codex。
↓ 次のQ
Q3
Q

NotebookLM+Geminiで、
Claude Codeとほぼ同じにならない?

「答えをもらう」段階まではYES(9割)。でも最後の一線が違います。

  • NotebookLM+Geminiは基本ブラウザの中。返すのは「文章」
  • Claude Code / Codexだけができること=あなたのパソコンの中のファイルを、実際に作り・直し・繰り返し自動でやる
「いい答えが欲しい」ならNotebookLM+Gemini。「そのまま手を動かして自動化したい」ならClaude Code / Codex。
↓ 次のQ
Q4
Q

そもそも、NotebookLMとGemini/Gemを
連携する“意味”って?

📚 NotebookLM

記憶。選んだ資料をずっと覚える(自由な発想は苦手)。

✨ Gemini

頭脳と口。自由に考え・調べ・書く(毎回あなたの資料は忘れる)。

💾 Gem

保存版Gemini。役割や設定を1回書けば、毎回指定しなくていい。

連携の意味は「毎回コピペし直さなくていい、忘れない相棒を1回で作る」こと。頭脳に、いつも同じ記憶をくっつける。
↓ 次のQ
Q5
Q

間違った情報が混ざってたら?
うそ(ハルシネーション)チェックは?

ここは大事な、勘違いしやすい所。NotebookLMは「入れた資料に忠実」なだけで「真実に忠実」ではありません。

  • 間違った資料を入れれば、間違いを“正しいこと”として、堂々と出典つきで返す
  • 出典が付く=「どの資料から引いたか」。その資料が正しい保証ではない
だから①まず「正しい資料を入れる」のが土台。②そのうえでGeminiに「ソースを土台にしつつ、外の知識やウェブとも照らして、誤りが混ざってないかチェックしてから出して」と頼む。
NotebookLM=記憶/Gemini=外の知識で検算する係。最後は人が見る前提で。
↓ 次のQ
Q6
Q

“サブエージェント”って何?
(36個をチェックさせる、みたいな話で出てくる)

メインのAIが、調べ物のために一時的に雇う“助手”のこと。

  • 「36個を読んで矛盾を調べて」→ メインは自分で読まず、助手に読ませる
  • 助手の机はぐちゃぐちゃになるが、メインに返すのは「結論だけ」
  • だからメインの作業机(=いま見ている情報の範囲)がきれいなまま
人間の「リサーチ担当に調べさせて、要点だけ報告してもらう」と同じ。これを文脈の隔離と言います。
↓ ここから本題
Q7 ここから本題
Q

“組織を作る/従業員を雇う”が
流行ってるけど、あれが本質なの?

役割ごとにフォルダを分けること自体は悪くありません(=さっきの「文脈の隔離」という意味がある)。でも——

組織を作ることは、目的ではありません。

材料のない10人の組織は、材料のある1人に負けます。組織図だけ立派で、中身(材料)が渡っていなければ動かない。
↓ じゃあ何が本質?
Q8
Q

じゃあ、何が成果を決めるの?

  1. ゴール:何が、どうなったら完了か
  2. コンテキスト(前提の材料):必要な情報が、必要なときに渡る
  3. 道具と権限:手を動かせる状態
  4. フィードバック:間違えたら直せる往復
  5. 構造・役割・組織:↑を整理するための手段
構造(⑤)はいちばん最後。先に⑤から作ると、逆立ちになります。
↓ 次のQ
Q9
Q

“オンボーディング”って何?

オンボーディング(受け入れ・立ち上げ)=新しい人に、場所・道具・進め方を教えて独り立ちさせること。

人を雇った初日、「資料はここ」「こう進めて」「良い仕事ってこういうこと」を渡しますよね。AIも同じ。

雇った瞬間に成果が出ないのは、あなたのせいでも相手のせいでもなく、まだ“渡していない”だけ。豪華な肩書きより、良い受け入れ。
↓ 実践へ
Q10
Q

結局、どうやって始めればいいの?

実在する、毎回めんどうな作業を1つだけ選ぶ(例:請求書づくり、日報まとめ、資料の下書き)
その仕事の「受け入れ書」を1枚書く(=次のCLAUDE.md)
一緒にやりながら育てる。足りない材料を足し、フォルダは必要になってから作る
組織図からでなく、1つの仕事から。1つ回してから、2つ目を足す。
↓ フォルダの話へ
Q11
Q

フォルダ構成はどうする?
最初に作ると、変えにくそう…

値打ちはフォルダの形ではなく、中の“文脈”にあります。

  • 文脈(CLAUDE.mdと資料)をふつうの文章で残してあれば、フォルダはいつでも並べ替えられる(AIが読み直すだけ)
  • もったいないのはフォルダの引っ越しではなく、貯めた文脈を失うこと
だから:構造は浅く・ゆるく。文脈を書き残すことに力を注ぐ。
↓ 最小の型
A:最小の型(コピーして始める)

まずは、これだけ

my-project/
├── CLAUDE.md      # 受け入れ書:自分は何者・大事にすること・進め方
├── 資料/          # 判断の材料(NotebookLMに入れるのと同じもの)
├── 仕事/          # やりたい作業ごとの指示書・入力
└── 出力/          # できあがった成果物の置き場
「変わる材料(資料)」と「できた物(出力)」を分ける——この境目だけ先に決めておけば、後で崩れません。役割・担当は必要になってから増やせばOK。
↓ 育て方
A:育て方

フォルダは、必要になってから増える

先回りして空の部屋をたくさん作らない。使う部屋から建てる。
↓ 今日からの3歩
今日からの3歩

小さく、始める

  1. いちばん面倒な作業を1つ選ぶ
  2. CLAUDE.md に「自分は何者・この作業は何・良い状態は何」を書く
  3. やらせて、ズレたら直す。この往復で相棒に育つ
「すごそう」ではなく、「で、あなたの仕事、楽になった?」で測る。それが本当の物差しです。
↓ まとめ
発展編まとめ

絵より、渡し方

組織は絵。芯は、コンテキスト(材料)とフィードバック(往復)。

派手さは見える1割。効くのは、見えない9割の“渡し方”です。

先に組織を作らない。1つの仕事から、一緒に育てる。

前半で手を動かし、ここで「その先の考え方」まで。おつかれさまでした。